Surface Pro 問題 Ipad Proのほうがいい
デジタルにノートをとるミームに感染しまして、SurfacePro2017を購入しました。
私と同じようなインターネットリテラシー(笑)の方々におかれましては、きっとSurfaceProとIpadProで悩んでいることと思います。
私は最終的にSurfaceProを購入したのですが、それに至った経緯と反省を書きたいと思います。簡潔にします。よろしくお願いします。
SurfacePro購入までの経緯
まず、iOSはアプリの幅がWindowsほど無い、というバイアスがかかっていました。
次に、実際に考慮した点は、手書きの応答速度とデザインです。
応答速度ついては、SurfacePenが21ms、ApplePencilが20msということで、IpadProが1ms早いです。しかし誤差の範囲内と判断しました。
iPad Pro 12.9 vs Surface Pro 2017 (Artist Comparison) - YouTube
デザインについては、SurfaceProはヒンジの無段階調節、ペンのマグネット、外観等で強いと思いました。
最後に、何もしませんでした。
以上より、私はSurfaceProを選択しました。
SurfaePro購入後の反省
私は最後に何もしていません。何をしなくてはいけなかったのかというと、実際に店頭に行ってペンを触ってみなければなりませんでした。SurfacePenとApplePencilは、K'sやヤマダにはありませんが、ヨドバシカメラ等大きな電気屋さんだと試せます。購入したSurfacePenとヨドバシのApplePencilを比較してみると、ApplePencilが圧倒的に書きやすかったです。
SurfacePen(最新)には、欠陥が2つあります。
https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4
Offset&Jitterの欄では、方眼紙の背景に沿って縦線を引いています。よく見ると、いくつかの黒い縦線は方眼紙から右にずれているのがわかると思います。これがOffsetです。右から4本目の縦線では、線が左右に揺れていることがわかります。これがJitterです。
こちらは他社のペン(Adonit INK)で検証した画像です。
Offsetはありません。しかし、Diagonalの欄の斜め線では右から1番目と3番目でJitterが発生しています。
これらの問題はいずれも、IpadProとApplePencilでは発生しませんでした。
ノートをとる大目的があったのに、OSのバイアスや応答速度やデザインに気を取られて、書き味の比較を怠りました。これが敗因です。
経緯と反省から得られる結論
IpadProを実際に試した上で買いましょう。
余談
なんだか反省文みたいになりました。人生最初の反省文が自主的になるとは思わなかったです。
ゲーム配信しています。よろしければ質問などもこちらからどうぞ。
以上://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa
Surface Pro 2017について 2018/01/12現在
マイクロソフト Surface Pro [サーフェス プロ ノートパソコン] Office H&B搭載 12.3型 Core i5/256GB/8GB FJX-00014
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
「について」とか、そういう白紙の主張はあまりしたくないのですが、時間の経過で情報が増えるので、やむを得ずこのタイトルです。
現状、返品したいです。
まずはこの記事にたどり着いた方々とすり合わせるべき点、
購入の動機です。
私がタブレットPCでやりたいことは、以下の3つです。
1.ノートを取りたい(書きたい)
2.絵を描きたい(描きたい)
3.文章を打ち込みたい(打ちたい)
1.ノートを取りたい
使用したかったソフトはOneNoteです。Microsoft OneNote - Wikipedia
使い心地は後述します。
Officeがタブレットで使える。その性質から、紙のノートを買ったり整理したりする必要がなくなり、アウトプットを容易にさせます。
純粋に比較することはできませんが、コストを考えた時、つまりSurfaceを向こう5年間使用できるとして、税込¥135,000と、5年分のノート&筆記具代が釣り合うかと言われれば、Surfaceは高いでしょう。
しかし、書き留めたいこと全てが29cm×20cm×0.9cmの1つにまとまる収納性は、上記コストを吹っ飛ばしてくれると感じています。
それをさらに吹き飛ばすウィークポイント後述します
OneNoteについては以上です。
2.絵を描きたい
タブレットで絵を描きたい時、Surface Proの比較対象になるのはIPad Proです。
公式のスペックを比較します。
ご参考
Microsoft Surface Pro の仕様 | 優れたパワーとパフォーマンス。
抽出しました。表1です
公式のスペックでIPad Proが勝っている点は、
FPS カメラ ペンの応答速度
です。この中で絵に関係する性能は、ペンの応答速度です。IPad Proはペンの応答速度が1ms少ないです。少ないということは、応答が早いということです。
差異1msがどの程度のものなのか、気になって調べました。ちなみに応答速度とは、ペンの動きに画面上の線がどれだけ素早く追従するかのことです。絵や線を描く感覚に直結します。
おなじみWacom社の液晶タブレット2種類の応答速度を見てみます。
2種ともに線を引く手元が見える参考動画を貼りました。
まず、Cintiq 13 HDという製品です。
この製品の応答速度は25msの様です。
この製品を使用して作画している動画です。
Cintiq 13HD erster Test / Review - YouTube
続いて、Cintiq Pro 13という製品です。
この製品の応答速度は30msの様です。
作画の様子です。
「Wacom Cintiq Pro 13」をイラストレーターmeraさんに使ってもらってみた - YouTube
どうでしょうか。スペック通りの動きをしているなら、前者Cintiq 13 HDの方が応答速度が5ms早いので、よりペン先に線がくっついて動く印象を受けるはずです。
…私にはよくわかりません。
つまり、よくわからない程度の差であると認識してよいのではないでしょうか。
もちろん実際に自分の手で使い込んで初めて気づく差異はあると思いますが、なにしろ上の液タブ2種は5msの差です。5/1000秒です。私にはよくわかりません。Surface ProとIPad Proの差はさらに小さく、1msの差です。1/1000秒です。格ゲーでも1/60秒なのに。ときどさんEVO優勝CC準優勝おめでとうございます。
というわけで、私はこの1msの差は無視しても良いと判断しました。いいですよね?だめですか?一応両ペンの比較も見てみましょう。
Surface ProとIPad Proのペン、2つの追従性はこのような見た目です。
iPad Pro 12.9 vs Surface Pro 2017 (Artist Comparison) - YouTube
変わらないと思います。
さて、IPad Proの優れている点が全て無視されてしまった訳ですが、この時点ではSurfaceを選択する以外にないと思います。Surfaceの利点は表1にある通りです。それ以外にも、ヒンジが無段階調節できる、顔認識で起動できるなどがあります。
しかし、公式のスペックからは比較できない、絵に関係したSurfaceの致命的なウィークポイントがまたもやあります。これは1.ノートを取りたい で後述すると書いたウィークポイントと同じものです。もう少し後に書きます。
絵について以上です。
余談ですが、バッテリー持ちとGPUはIPad Proが優れていると主張するおっちゃんがいます。公式のスペックからは比較しにくいところです。
Surface Pro 2017 vs iPad Pro 2017!! - YouTube
このおっちゃんが言うには、バッテリーについて、Surface ProとIPad Proをフル充電し、NetFlixで同時に2時間14分のスターウォーズを2回見たところ(暇すぎるだろ)、IPad Proは残74%に、Surfaceは残53%になったとのことです。
こんなデータもあるんだ程度の認識でいいと思います。
同動画内でペンの追従性の比較が行われていますが、おっちゃんはSurface Pro 4用のペンなので、最新の比較にはなっていません。
さらに余談ですが、One Noteの性能も差異があるようです。
こちらはSurface Proが優れているようです。
Taking notes in OneNote - iPad Pro vs Surface - YouTube
IPad ProのOne Noteでは、行と行の間に追加で書きたくなった時に、行間が拡張できないということらしいです。微差ですが、Microsoftの努力が垣間見えます。
apple pencilはBluetoothのペアリングが1日1回は切れて接続しなおさなくてはいけないとも言っています。 しかしハードウェア面の性能(起動が早くてカメラの画質がきれいでバッテリーの持ちが良い)で、使うならIPadだと主張しています。ペンのペアリング切れるけどあたし気にならないの人だそうです。
3.文章を打ち込みたい
アクセサリー一覧です。
マイクロソフト Surface Pro タイプカバー コバルトブルー FFP-00039
マイクロソフト Surface Pen(プラチナ) EYU-00015(PEN/4096PL
マイクロソフト Surface Dial サーフェス ダイヤル 2WR-00005
私はタイプカバーとSurfaceペンを購入しました。
タイプカバーにはトラックパッドがついています。これがよくできていて、感度が高くて使いやすいのはもちろん、今のノートPCはみんなそうなのかもしれませんが、
左クリック、右クリック、ダブルクリック、中クリック、上下左右スクロール、拡大縮小、戻る進む、タスクビュー、デスクトップへ戻る
これらの動作が押し込み無しのタッチ操作だけで出来ます。マウス要りません。打鍵も違和感なく、文章作成においてかなりの完成度になっていると思います。
文章について、以上です。
さて、
後述すると書いたウィークポイントは全てここに集約しています。
写真を貼ります。
なんだこれ。拡大します。
わかりやすく赤線にしてあります。これは波線ツールでも、私がアル中なわけでもありません。Surface PenもしくはSurface Pro 2017本体あるいはソフトウェア上の欠陥です。Jitterと呼ばれる現象らしいです。OneNoteに限らず、その他全てで発生します。
この方が動画にしています。
Surface pen jitter problem 2017 - YouTube
私と全く同じ症状です。問題が発生する位置もおそらく同じでしょう。
投稿が8月ですね。今は年明けて1月です。もう直らないのでは?
以下海外の反応。
2018/01/12 現在、ユーザー側でできる解決方法は存在しないようです。
背面のアルミと本体画面に同時に触れながら筆記するとJitterが発生しなくなるという記述があります。確かに発生しなくなりました。でもそんなこと誰がいちいちやるんだ
まだあります。
先ほどはjitterの問題ですが、今度はoffsetの問題です。
Surface Pro (2017) + Pen "bug" - YouTube
画面に触れているか触れていないか、また背面のアルミに触れているか触れていないかで引かれる線が移動します。
ここで、私がタブレットでやりたかったことをもう一度書きます。
1.ノートを取りたい(書きたい)
2.絵を描きたい(描きたい)
3.文章を打ち込みたい(打ちたい)
私のやりたいことは決して高望みでないと思います。むしろメーカーが宣伝していた通りの使い方を望んでいます。しかし現状1と2が満足にできません。
さて先述では「この時点ではSurfaceを選択する以外にないと思います(キリッ」とか言っていましたが、1と2が満足にできないことを知っていたら、果たして私はSurfaceを買ったでしょうか?
買わなかったでしょうね。私は失敗したのです。失敗した失敗した失敗した…
皆さんはいいですね、人柱がいて。
上記を踏まえて買う買わないを改めて考えます。
Surface Proはペンが直るまで買うべきではない。ペンはいつ直るか分からないので、(私と同じ用途の人は)今はIPad Pro買っちゃってもいいと思う
と感じています
新しいIPadが出るとかいう噂もありますが、気にしてたら何も買えないです。
お疲れさまでした。
以上、いかがでしたでしょうか。
出不精で人間と話したくなさ過ぎてネットを駆使して調べました感がにじみ出ているのがとても悲しいですね。コミュニケーション能力に自信のある方は店頭に行って二つ並べて見てみるのが一番いいと思います。店頭にペンはありませんが。
また、情報は随時アップデートしたいと思います。皆様からも情報頂ければこれ幸いです。あと何か違ってたら教えてください
余談です。すでに所有している皆様方は、Windows Updateからではなく、手動でグラフィックドライバーをインストールしなくては性能が発揮できないとの書き込みを見たことがある方もいらっしゃると思います。しかしどこで見たのか、ドライバーがどこにあるのかわからなくなった方のために置いておきます。
2017 Surface Pro Performance tips for creators - YouTube
ディスプレイドライバー を、標準で入っているIntel HD Graphics 620から、下記URLの
Download Intel® Graphics Driver for Windows* [15.46]
(こっちの方が最新?この辺自信ありません。
Download Intel® Graphics Driver for Windows* [15.60])
に変更することで、パフォーマンスとバッテリー持ちを両立させることができるらしいです。自己責任でどうぞ。
2018/01/13 追記
量販店に行って返品を受け付けているか聞いてみました。
担当の人が日本のMicrosoftサポートに電話してくれました。
結果、返品できませんでした。
理由
・Microsoftは同様の報告を他にも受けている。
・つまりこれはみんな抱えている問題である。
・なので初期不良ではない。(仕様である)
・返品は初期不良のみ受け付けている。
・返品できない。
ということでした。仕様なら商品説明に書いてくれ
もし買うならMicrosoftストアで。 そうすれば30日間返品できます
ペンがいつ直るかはやはり未定だそうです。
究極の余談ですが、ゲーム配信しています。よろしければどうぞ。
ありがとうございました。