Twitch配信の目安箱
ご意見ご要望を効率的に集めるために設置します。
基本的には、配信中にコメントいただければ対応できますが、
配信外で思いついた改善も収集したいと考えました。
ページ下部にあります『コメントを書く』からお願いします。
テンプレートを用意しておきます。
1.ツイッチのハンドルネーム
3.意見か、要望か。その内容
4.どうしてそう思ったのか(意見の場合のみ)
5.今までどう対処していたか(要望の場合のみ)
6.どのように改善してもらいたいか
要望の例
・配信画面が止まる(tmt)
・画質が悪い
・音量バランスが悪い
意見の例
・おもしろくない
・発言が不愉快
・声が嫌い
意見の例は冗談ではなく、テンプレートに沿って書いて頂ければ
本気で改善します。
コメントにてよろしくお願いします。
関係無いかもしれませんが、オススメのぬいぐるみを置いておきます。
Surface Pro 問題 Ipad Proのほうがいい
デジタルにノートをとるミームに感染しまして、SurfacePro2017を購入しました。
私と同じようなインターネットリテラシー(笑)の方々におかれましては、きっとSurfaceProとIpadProで悩んでいることと思います。
私は最終的にSurfaceProを購入したのですが、それに至った経緯と反省を書きたいと思います。簡潔にします。よろしくお願いします。
SurfacePro購入までの経緯
まず、iOSはアプリの幅がWindowsほど無い、というバイアスがかかっていました。
次に、実際に考慮した点は、手書きの応答速度とデザインです。
応答速度ついては、SurfacePenが21ms、ApplePencilが20msということで、IpadProが1ms早いです。しかし誤差の範囲内と判断しました。
iPad Pro 12.9 vs Surface Pro 2017 (Artist Comparison) - YouTube
デザインについては、SurfaceProはヒンジの無段階調節、ペンのマグネット、外観等で強いと思いました。
最後に、何もしませんでした。
以上より、私はSurfaceProを選択しました。
SurfaePro購入後の反省
私は最後に何もしていません。何をしなくてはいけなかったのかというと、実際に店頭に行ってペンを触ってみなければなりませんでした。SurfacePenとApplePencilは、K'sやヤマダにはありませんが、ヨドバシカメラ等大きな電気屋さんだと試せます。購入したSurfacePenとヨドバシのApplePencilを比較してみると、ApplePencilが圧倒的に書きやすかったです。
SurfacePen(最新)には、欠陥が2つあります。
https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4
Offset&Jitterの欄では、方眼紙の背景に沿って縦線を引いています。よく見ると、いくつかの黒い縦線は方眼紙から右にずれているのがわかると思います。これがOffsetです。右から4本目の縦線では、線が左右に揺れていることがわかります。これがJitterです。
こちらは他社のペン(Adonit INK)で検証した画像です。
Offsetはありません。しかし、Diagonalの欄の斜め線では右から1番目と3番目でJitterが発生しています。
これらの問題はいずれも、IpadProとApplePencilでは発生しませんでした。
ノートをとる大目的があったのに、OSのバイアスや応答速度やデザインに気を取られて、書き味の比較を怠りました。これが敗因です。
経緯と反省から得られる結論
IpadProを実際に試した上で買いましょう。
余談
なんだか反省文みたいになりました。人生最初の反省文が自主的になるとは思わなかったです。
ゲーム配信しています。よろしければ質問などもこちらからどうぞ。
以上://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa4https://gyazo.com/db4a1eefb26d1cc9e8ef2bc5f93f2aa
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~ 感想
Surfaceの件でイライラしてばっかりなのでほんわかしたい。
ごちうさの映画を見ました。感想を書きます。
以下、あらすじです
ココアちゃんが一週間実家に帰って、その後戻ってきます。
以上です。
ココアちゃんの帰省中は、実家メンバーと喫茶店メンバーで物語が同時進行するので、みんなの普段とは少し違った一面が見られる仕組みになっているんですな。
私はごちうさの漫画を面白いと思えなくて、見ていない人間なので(割といるらしい)普段も何もないのですが…。
なので、本作品を通して主に感じたのは、声優さんの良さでした。
皆川順子さん、最高です。
早見沙織さん、最高です。
水瀬いのりさん、最高です。
種田梨沙さん、超最高です。
佐藤聡美さん、最高です。ご結婚おめでとうございます
といった感じです。最高でいてくれてありがとう
声優さんは私が何か言わなくても常に最高なのですが、作中にちりばめられた、いくつかの萌えはさらなる最高をもたらします。
リゼちゃん実はお姉ちゃんにあこがれていたシーン
リゼちゃん実は○○とか好きだったシーン
リゼちゃんがメモを手渡した時に添えてあるイラストが妙にかわいいシーン
特にこれは最高。心がぴょんぴょんしました。
種田梨沙さんってゆゆ式のイメージが強いですが、低めの声も最高です。
お笑いの質は正直やっぱり微妙です。それは漫画と同じです。じゃあボケツッコミ以外で見る人を愉快にさせる仕組みっていったい何だろう。考えてみた。
・ミステリー要素
ごちうさにミステリーとは一見ウナギに梅干しですが、氷菓みたいなミステリーテイストならどうでしょう。喫茶店なので、謎めいた事件の1つや2つ舞い込んできてもおかしくありません。
私気になりますの中の人もいるし。
ココアちゃんは一見ぼーっとしているが、冴えた発見をする奉太郎みたいじゃないですか。だめですか。
・アクション要素
チャーリーズエンジェルみたいな構図はどうでしょう。ボスがいて、チームを組んでミッションを華麗にこなしちゃうココアたち。リゼちゃんも大活躍。いえい
・ファンタジー要素
俺のうさぎたちが異世界に行って喫茶店するみたいですよ? 角川スニーカー文庫
ほぼ原作読んでないのに改善要求ニキになってしまった。
やめたやめた~
心がぴょんぴょんすればそれでいいんじゃあ^~~
おわり
Surface Pro 2017について 2018/01/12現在
マイクロソフト Surface Pro [サーフェス プロ ノートパソコン] Office H&B搭載 12.3型 Core i5/256GB/8GB FJX-00014
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
「について」とか、そういう白紙の主張はあまりしたくないのですが、時間の経過で情報が増えるので、やむを得ずこのタイトルです。
現状、返品したいです。
まずはこの記事にたどり着いた方々とすり合わせるべき点、
購入の動機です。
私がタブレットPCでやりたいことは、以下の3つです。
1.ノートを取りたい(書きたい)
2.絵を描きたい(描きたい)
3.文章を打ち込みたい(打ちたい)
1.ノートを取りたい
使用したかったソフトはOneNoteです。Microsoft OneNote - Wikipedia
使い心地は後述します。
Officeがタブレットで使える。その性質から、紙のノートを買ったり整理したりする必要がなくなり、アウトプットを容易にさせます。
純粋に比較することはできませんが、コストを考えた時、つまりSurfaceを向こう5年間使用できるとして、税込¥135,000と、5年分のノート&筆記具代が釣り合うかと言われれば、Surfaceは高いでしょう。
しかし、書き留めたいこと全てが29cm×20cm×0.9cmの1つにまとまる収納性は、上記コストを吹っ飛ばしてくれると感じています。
それをさらに吹き飛ばすウィークポイント後述します
OneNoteについては以上です。
2.絵を描きたい
タブレットで絵を描きたい時、Surface Proの比較対象になるのはIPad Proです。
公式のスペックを比較します。
ご参考
Microsoft Surface Pro の仕様 | 優れたパワーとパフォーマンス。
抽出しました。表1です
公式のスペックでIPad Proが勝っている点は、
FPS カメラ ペンの応答速度
です。この中で絵に関係する性能は、ペンの応答速度です。IPad Proはペンの応答速度が1ms少ないです。少ないということは、応答が早いということです。
差異1msがどの程度のものなのか、気になって調べました。ちなみに応答速度とは、ペンの動きに画面上の線がどれだけ素早く追従するかのことです。絵や線を描く感覚に直結します。
おなじみWacom社の液晶タブレット2種類の応答速度を見てみます。
2種ともに線を引く手元が見える参考動画を貼りました。
まず、Cintiq 13 HDという製品です。
この製品の応答速度は25msの様です。
この製品を使用して作画している動画です。
Cintiq 13HD erster Test / Review - YouTube
続いて、Cintiq Pro 13という製品です。
この製品の応答速度は30msの様です。
作画の様子です。
「Wacom Cintiq Pro 13」をイラストレーターmeraさんに使ってもらってみた - YouTube
どうでしょうか。スペック通りの動きをしているなら、前者Cintiq 13 HDの方が応答速度が5ms早いので、よりペン先に線がくっついて動く印象を受けるはずです。
…私にはよくわかりません。
つまり、よくわからない程度の差であると認識してよいのではないでしょうか。
もちろん実際に自分の手で使い込んで初めて気づく差異はあると思いますが、なにしろ上の液タブ2種は5msの差です。5/1000秒です。私にはよくわかりません。Surface ProとIPad Proの差はさらに小さく、1msの差です。1/1000秒です。格ゲーでも1/60秒なのに。ときどさんEVO優勝CC準優勝おめでとうございます。
というわけで、私はこの1msの差は無視しても良いと判断しました。いいですよね?だめですか?一応両ペンの比較も見てみましょう。
Surface ProとIPad Proのペン、2つの追従性はこのような見た目です。
iPad Pro 12.9 vs Surface Pro 2017 (Artist Comparison) - YouTube
変わらないと思います。
さて、IPad Proの優れている点が全て無視されてしまった訳ですが、この時点ではSurfaceを選択する以外にないと思います。Surfaceの利点は表1にある通りです。それ以外にも、ヒンジが無段階調節できる、顔認識で起動できるなどがあります。
しかし、公式のスペックからは比較できない、絵に関係したSurfaceの致命的なウィークポイントがまたもやあります。これは1.ノートを取りたい で後述すると書いたウィークポイントと同じものです。もう少し後に書きます。
絵について以上です。
余談ですが、バッテリー持ちとGPUはIPad Proが優れていると主張するおっちゃんがいます。公式のスペックからは比較しにくいところです。
Surface Pro 2017 vs iPad Pro 2017!! - YouTube
このおっちゃんが言うには、バッテリーについて、Surface ProとIPad Proをフル充電し、NetFlixで同時に2時間14分のスターウォーズを2回見たところ(暇すぎるだろ)、IPad Proは残74%に、Surfaceは残53%になったとのことです。
こんなデータもあるんだ程度の認識でいいと思います。
同動画内でペンの追従性の比較が行われていますが、おっちゃんはSurface Pro 4用のペンなので、最新の比較にはなっていません。
さらに余談ですが、One Noteの性能も差異があるようです。
こちらはSurface Proが優れているようです。
Taking notes in OneNote - iPad Pro vs Surface - YouTube
IPad ProのOne Noteでは、行と行の間に追加で書きたくなった時に、行間が拡張できないということらしいです。微差ですが、Microsoftの努力が垣間見えます。
apple pencilはBluetoothのペアリングが1日1回は切れて接続しなおさなくてはいけないとも言っています。 しかしハードウェア面の性能(起動が早くてカメラの画質がきれいでバッテリーの持ちが良い)で、使うならIPadだと主張しています。ペンのペアリング切れるけどあたし気にならないの人だそうです。
3.文章を打ち込みたい
アクセサリー一覧です。
マイクロソフト Surface Pro タイプカバー コバルトブルー FFP-00039
マイクロソフト Surface Pen(プラチナ) EYU-00015(PEN/4096PL
マイクロソフト Surface Dial サーフェス ダイヤル 2WR-00005
私はタイプカバーとSurfaceペンを購入しました。
タイプカバーにはトラックパッドがついています。これがよくできていて、感度が高くて使いやすいのはもちろん、今のノートPCはみんなそうなのかもしれませんが、
左クリック、右クリック、ダブルクリック、中クリック、上下左右スクロール、拡大縮小、戻る進む、タスクビュー、デスクトップへ戻る
これらの動作が押し込み無しのタッチ操作だけで出来ます。マウス要りません。打鍵も違和感なく、文章作成においてかなりの完成度になっていると思います。
文章について、以上です。
さて、
後述すると書いたウィークポイントは全てここに集約しています。
写真を貼ります。
なんだこれ。拡大します。
わかりやすく赤線にしてあります。これは波線ツールでも、私がアル中なわけでもありません。Surface PenもしくはSurface Pro 2017本体あるいはソフトウェア上の欠陥です。Jitterと呼ばれる現象らしいです。OneNoteに限らず、その他全てで発生します。
この方が動画にしています。
Surface pen jitter problem 2017 - YouTube
私と全く同じ症状です。問題が発生する位置もおそらく同じでしょう。
投稿が8月ですね。今は年明けて1月です。もう直らないのでは?
以下海外の反応。
2018/01/12 現在、ユーザー側でできる解決方法は存在しないようです。
背面のアルミと本体画面に同時に触れながら筆記するとJitterが発生しなくなるという記述があります。確かに発生しなくなりました。でもそんなこと誰がいちいちやるんだ
まだあります。
先ほどはjitterの問題ですが、今度はoffsetの問題です。
Surface Pro (2017) + Pen "bug" - YouTube
画面に触れているか触れていないか、また背面のアルミに触れているか触れていないかで引かれる線が移動します。
ここで、私がタブレットでやりたかったことをもう一度書きます。
1.ノートを取りたい(書きたい)
2.絵を描きたい(描きたい)
3.文章を打ち込みたい(打ちたい)
私のやりたいことは決して高望みでないと思います。むしろメーカーが宣伝していた通りの使い方を望んでいます。しかし現状1と2が満足にできません。
さて先述では「この時点ではSurfaceを選択する以外にないと思います(キリッ」とか言っていましたが、1と2が満足にできないことを知っていたら、果たして私はSurfaceを買ったでしょうか?
買わなかったでしょうね。私は失敗したのです。失敗した失敗した失敗した…
皆さんはいいですね、人柱がいて。
上記を踏まえて買う買わないを改めて考えます。
Surface Proはペンが直るまで買うべきではない。ペンはいつ直るか分からないので、(私と同じ用途の人は)今はIPad Pro買っちゃってもいいと思う
と感じています
新しいIPadが出るとかいう噂もありますが、気にしてたら何も買えないです。
お疲れさまでした。
以上、いかがでしたでしょうか。
出不精で人間と話したくなさ過ぎてネットを駆使して調べました感がにじみ出ているのがとても悲しいですね。コミュニケーション能力に自信のある方は店頭に行って二つ並べて見てみるのが一番いいと思います。店頭にペンはありませんが。
また、情報は随時アップデートしたいと思います。皆様からも情報頂ければこれ幸いです。あと何か違ってたら教えてください
余談です。すでに所有している皆様方は、Windows Updateからではなく、手動でグラフィックドライバーをインストールしなくては性能が発揮できないとの書き込みを見たことがある方もいらっしゃると思います。しかしどこで見たのか、ドライバーがどこにあるのかわからなくなった方のために置いておきます。
2017 Surface Pro Performance tips for creators - YouTube
ディスプレイドライバー を、標準で入っているIntel HD Graphics 620から、下記URLの
Download Intel® Graphics Driver for Windows* [15.46]
(こっちの方が最新?この辺自信ありません。
Download Intel® Graphics Driver for Windows* [15.60])
に変更することで、パフォーマンスとバッテリー持ちを両立させることができるらしいです。自己責任でどうぞ。
2018/01/13 追記
量販店に行って返品を受け付けているか聞いてみました。
担当の人が日本のMicrosoftサポートに電話してくれました。
結果、返品できませんでした。
理由
・Microsoftは同様の報告を他にも受けている。
・つまりこれはみんな抱えている問題である。
・なので初期不良ではない。(仕様である)
・返品は初期不良のみ受け付けている。
・返品できない。
ということでした。仕様なら商品説明に書いてくれ
もし買うならMicrosoftストアで。 そうすれば30日間返品できます
ペンがいつ直るかはやはり未定だそうです。
究極の余談ですが、ゲーム配信しています。よろしければどうぞ。
ありがとうございました。
RPGツクール 辻褄合わせの話し言葉 プレイ後の感想
作品名
辻褄合わせの話し言葉 (月読みの里 黒時 様)
作品概要
時間軸のずれた世界で出会ったミヤとトウの繰り広げるSF作品。
ミヤのみが見える時計をトウが修理することで"ズレ"を直すことができ、二人は時計を直すため行動を共にする。
登場人物
ミヤ・トウ・お母さん・お父さん・スズヤ・ハルカ・こっくり少女・絵描きお姉さん・柱のおじいさん・滝のおじさん・滝の少女・ターバンのお兄さん・占い師の女性・統制局長
所感
下線を引いた部分はブログ後半のストーリーで詳しく書いています。
1周さっとプレイしただけの感想ですので、そのくらいのテンションで読んでいただけると助かります。
スタートの第一印象としては、ミヤとトウの会話はいい意味でラノベの様だなと感じた。声優が面白おかしく掛け合っているのを想像すると楽しいと思う。
外の世界に出たとき、部屋の中だけで話が展開すると勝手に思いこんでいたため、オープンワールドゲームに放り出された時のわくわく感があった。グラフィックは家の中同様に凝っており、一昔前(制作当時?)のノスタルジックな雰囲気が再現されている(町はズレによりめちゃくちゃだが)。また、ミヤにはお父さんに見えるが、トウにはドラム缶に見えるオブジェクトが配置されており、お父さんとミヤとの会話では、「お母さんを置いて出ていくのか」という厳格な父親の逆らえない一方的な圧力がピリッと走り、ミヤと父親の関係性が伺える。
スズヤとハルカについては、正直モブキャラなのであまり思い入れはない。木箱にハマったハルカを閉じ込めてしまう芸は面白いと思った。スズヤとはできれば知り合いになりたくないなと思う。
こっくり少女とミヤと母親について、こっくりさんをゲーム内で実際にやることでゲームの不気味さが香りづけされていて良いと思った。少女が言っていた「なれ合い程度の自分にとって都合のいい友達」とは、女子中高生特有の、女王とその取り巻きの構図を指していると思われ、こっくり少女はその輪に入れずにぼっちを拗らせてしまったのだと思う。
絵描きのお姉さんは時計を見ることができ、かつ周囲の人間を操っているレアキャラクターである。その行動から用心深い性格であることが分かるが、言っていることはこっくり少女と同じである。
ここでは絵描きとトウの会話は成立しているが、絵描きとミヤの会話は成立していないので、”ズレ”た発言は受け手の問題であることが分かる。つまりお母さんやお父さんの”ズレ”た発言も、聞く人によってはまともに聞こえるかもしれないことが分かる。
言葉が受け手の問題ならば、行動はどうなるのか。例えば、トウが不法侵入してきた時、上記よりお母さん自体はまともであるから、ズレて聞こえる言葉を発しながら、トウを家から追い出そうとするはずである。もっと言えば、ミヤとお母さんの間で会話がズレているのだから、お母さんはミヤを何とかしようと病院へ行くなりそれなりの対応をとるはずである。しかしお母さんはそうしなかった。つまり、受け手はその行動もズレて受け取ってしまうと推測できる。この様に、人間の言葉と行動がズレている時、何が起こっているのか?それは、並行世界の発生を意味していると考えられる。
(思い返すと、主人公二人はゲーム開始から異世界にいるのだが、上記の説は、この異世界を細分化した並行世界ということである)
仮に2つの並行世界が発生しているとすると、世界Aでは、お母さんはミヤを看病しながら、不法侵入者のトウを必死に追い出そうとしており、世界Bではわけのわからない言葉を発している、ということになる。
並行世界が発生している場合に問題となるのは、どの世界が正しいのか、だと思う。プレイヤーの視点ではいろいろな答えが出るが、エンタメ作品の中では往々にして主人公の望む世界が正しい、となっていることが多いと思う。今回はミヤとトウのいる並行世界が正しい世界である。
占い師のお姉さんはトウと同じ時計を修理できる側の人間であるが、特に特徴はないので所感もない。
壁ドンについては、ミヤの無意識なその行動から、森の赤い時計がミヤの心に直結していると考えられる。が、それ以上のことは分からない。この段階でミヤがトウに抱え込んでいるものを吐き出さなかったのは、それ程に自分を押し込めてしまう性格であることをよく表現していると思う。
ヒント道ではハルカに「答えを出すのが遅い人もいる、答えが出るまで待ってあげると良い」という旨の助言をもらえる。これは、物語の終盤でエンディングの分岐にかかわってくるので、この作品がメインで伝えたい大切なことであると予想できる。現代社会の成果主義、効率主義に一石を投じる風刺とブレーキの作用を持った主題であると感じた。こういうメインテーマがある作品は時間をかけてやる価値があると感じた。
バッドエンドについて、何も解決しなかったので、当然だが私は好きではない。ヒント道でのハルカのアドバイスを聞かなかったので当然の結果だと思った。
ハッピーエンドについて、最後にトウが時計を修理できたのか分からない演出となっているのはドキドキして面白かった。トウの記憶を通過した結果ハッピーEDとなる理由としては、トウが今までの考え(主にスズヤに対して)を客観的に自覚した上で、ミヤと対峙したからだと思う。
ノーマルエンドの場合は、トウが時計を直さずにミヤの話をまず聞いたのは、単にハルカが言っていたからで、自分の意志ではなかったところがハッピーEDの時とは異なっている。また、ノーマルEDではトウがミヤを覚えていない点がなんとも切なくて、個人的にハッピーEDより好きだった。異世界での出来事を全く覚えていないトウが、現実世界でどういう風にミヤと仲良くなっていくかは、想像を掻き立てられる。
総括
細かいドットグラフィックや環境音等のBGMの雰囲気、物語の展開や細かい演出をひっくるめて、とても面白かった。特にミヤからの答えを待つ演出や、上記のノーマルエンドはお気に入り。
惜しい点は、スズヤ、こっくり少女、絵描きお姉さんのキャラがかぶっていた点である。お母さんだけはメールの演出があったので、どういった闇を抱えているのか分かり易くてよかった。各々の背景がもう少し濃ければ、物語の没入感が増したと思う。
ストーリー(ハッピーED)(完全ネタバレ)
スタート
ミヤの自宅からスタートする。ミヤが壊れたテレビの様子を見ていると、突然トウが土足で家に上がり込んでくる。二人はどこかぎこちないやり取りを交わした後、ミヤはトウから、この世界が”ズレ”ている事、この世界にいくつか存在している”時計”を修理することによって”ズレ”を直すことができる事、トウは時計が見えないが、どこにあるかはなんとなく分かる事を知らされる。ミヤには時計が見えていることが分かったため、二人は行動を共にする事となる。
外の世界
部屋から出ると、廊下やお風呂場にも時計があり、トウはそれを次々に直す。時計を直すとハウリングのような音が鳴る。家から出ると、道路が川になっていたり、父親がドラム缶に見えたり、木が銭湯に入っていたりと、明らかに現実とは言い難い世界になっている。
スズヤとハルカ
銭湯街を進むと、トウの知り合いであると思われるスズヤに出会う。ミヤにはスズヤは野ウサギにしか見えないが、トウはスズヤがはぐれたと言うハルカを見つける約束をする。少し進むと、木箱の中にいるハルカを見つける。ハルカとスズヤは無事に合流し、二人は先に進む。
こっくり少女とミヤと母親
銭湯街の突き当りにある家に入ると、ミヤにしか見えない少女が時計の前に立ちふさがっている。この少女は世界のズレに巻き込まれ、家から出られなくなったので、こっくりさんを実行して状況を打開しようとしたが、さらに身動きが取れなくなったという。二人はこっくりさんに帰ってもらうためにハルから借りた10円玉でもういちどこっくりさんを行うが、途中でトウの様子がおかしくなり、あたりが真っ暗になる。
場面が変わり、ミヤの記憶の回想が始まる。ここではミヤの母親が近隣住民とのトラブルを抱えていることが読み取れるミヤとのメールのやり取りが行われる。
場面が元に戻り、こっくりさんには帰ってもらえたことをトウから聞く。こっくり少女は時計から退き、トウが修理する。こっくり少女は孤独と群れのジレンマに苦しむ。
絵描きのお姉さん
家の奥の扉を開くと、草原に時計が置かれていて、その前には先ほどとは違う少女が立っている。後に画面左にいるターバンのお兄さんに聞くところによると、この少女はこれまで時計が直せる人々を何人も追い返してきたらしい。少女は現実世界に帰る必要など無いと主張し、二人を追い返してきたが、トウは身をかわしてその隙に修理を行った。絵描きお姉さんは失望し、走り去る。
占い師の女性
その先で謎解きを行い、ロープを上ると、フードを被った女性に出会う。この女性は時計が見え、かつ修理も行えるが、この場所から動けなくなってしまったらしい。トウは女性から報酬をもらう代わりに、各地の時計をすべて修理することを約束する。
傲慢者と臆病者と孤独者
だまし絵をナイフで破り先に進むと、トウにはテレビに見え、ミヤにはお母さん、スズヤ、こっくり少女、絵描きがディスプレイされているように見える廊下に出る。四人はそれぞれ、赤・緑・青・緑の台座に座っており、廊下の端にある張り紙には赤緑青の順で傲慢・臆病・孤独であるという説明がある。
統制局長
廊下の中央にはトウには初老の男性に見え、ミヤには時計に見える男性が立っている。男性は人間は突拍子もないことをしでかすと言い残した後に首を2回転させて自らを修理する。
壁ドン
廊下を進むと、森のような場所に出る。最深部にはミヤの部屋にあった赤い時計と同じものがあり、トウはそれを直そうとするが、ミヤは無意識のうちにそれを止める。行動と言動が位置しないミヤはそのまま走り去ってしまい、トウはそれを追いかける。
ヒント道
戻ると、来た道はなくなっており、ウサギの姿のスズヤがいる。正しければ何をしてもいいと思っていると説教される。次にこっくり少女がいる。隣には彼女が描いたであろう絵が飾ってあり、何をしても叩かれる、大多数に混ざった方が楽だと主張している。次に統制局長がいる。正しいつもりでも時と場合によっては間違いの時もあると主張している。次にコハルがいる。質問してもすぐに答えられない人もいると教えてくれる。次にお母さんがいる。ミヤのいる部屋の場所を教えてくれる。次に絵描きお姉さんがいる。話を聞いてもらいたかっただけだったと主張している。
トウの過去
占い師の女から鍵をもらっていると、ミヤのいる部屋の隣の部屋を開けることができる。ここでは、トウとスズヤの過去を見ることができる。スズヤは人に迷惑をかけるのが嫌で、 自殺未遂を図ったことがあることが明かされる。部屋を出た後、トウは自責の念に駆られている。
ミヤの部屋
お母さんに教えてもらったミヤの部屋に行くと、うずくまったミヤがいて、壁には赤い時計がかかっている。ミヤに話しかけると、無言が帰ってくる。しばらく待ってから話しかけると、ミヤは抱え込んでいた気持ちをトウに向かって吐き出す。さらにしばらくしてトウは時計の修理を始める。
ハッピーエンド
占い師からの報酬のカギをもらい、ミヤの隣の部屋でトウとスズヤの過去を見て、ミヤにしばらく待ってから話しかけた場合、ハッピーエンドになる。最後の時計を直し終えたトウは元の世界の職場で目を覚ます。スズヤからの電話で呼び出されたトウは、ミヤの家の前でミヤと再会する。ミヤはすれ違いざまにまた会おうという内容のメモを落とし、トウが拾い上げる。
ノーマルエンド
占い師からの報酬をもらわずに、ハッピーエンドと同じ行動をとった場合、ノーマルエンドとなる。ミヤは元の世界の部屋で目を覚まし、街に出る。トウと再会するが、トウにミヤとの記憶はない。
バッドエンド
占い師からの報酬をもらわずに、ミヤに話しかける前に時計を修理した場合、バッドエンドとなる。ミヤとトウの間にもズレが発生し、終了する。
最後に
ブログや作品の感想を書くのは初めてなのでつたない点も多かったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。ツイッチにてゲーム配信を行っていますので、所感に共感できた方はぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。